感謝と希望、そしてともに歩む
- Catholic Fuji Church

- 2 days ago
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2026年の新しい年を迎えるにあたり、多様な文化や言語、そしてそれぞれの歩みをもつ私たち
小教区教会共同体の皆さまお一人おひとりに、心より新年のご挨拶を申し上げます。新しい年
は、立ち止まって感謝を振り返り、希望をもって未来を見つめ直す機会でもあります。その年
のはじまりを、神の母マリアの祭日とともに迎えられることは、私たちにとって大きな恵みで
す。教会はこの日、私たちをマリアの母としての取り次ぎにゆだねます。マリアは、いのちを
神からの賜物として受け取り、先の見えない中でも神を信頼して歩むことを、静かに教えてく
ださいます。私たちもマリアとともに、この一年を神の愛に満ちた御手にお委ねしたいと思い
ます。
先日、共同宣教司牧委員会よりe-メールにて、成井大介司教による講演の資料をお送りいただ
きました。その講演の中で司教は、回勅『ラウダート・シ』および日本司教団メッセージ『見
よ、それはきわめてよかった』に基づき、インテグラル・エコロジー(総合的エコロジー)に
ついて深く考察しておられました。その中で、特に心に残ったのは、私たちキリスト者の世界
への応答は、恐れや不安、問題解決から始まるのではなく、賛美と感謝から始まるべきである
というメッセージです。私たちのいのち、文化、違い、そして被造界のすべては、まず神から
与えられた大切な賜物なのです。
インテグラル・エコロジーは、すべてのいのちが深く結び合っていることを思い起こさ
せてくれます。被造物を大切にすることは、人を大切にすることでもあります。それは
、神との関係、他者との関係、自然との関係、そして自分自身との関係において、調和
を回復するよう私たちを招いています。多文化的な小教区教会共同体である私たちにと
って、互いを尊重し、耳を傾け、忍耐と憐れみをもって関わることは、信仰を生きるた
めの具体的な姿です。
講演の中で、もう一つ強く心に残った言葉があります。それは、最も深刻なエコロジーの危機
は、人間の心の危機であるという指摘です。真の変化は、制度や技術の改善だけでなく、心の
内側からの刷新、すなわち回心から始まります。この回心は、私たちの生活のあり方や消費の
習慣、そして自分と異なる人々との関わり方を、誠実に見つめ直すことへと私たちを導きます
。日々の小さな選択―何を買うか、資源をどのように使うか、他者にどのような言葉や態度で
接するか―それらひとつひとつが、実は道徳的で霊的な行為であり、私たちがどのような世界
、どのような小教区を築こうとしているのかを静かに語っています。
兄弟姉妹の皆さん、主任司祭として私は、2026年を次のような心で、ともに歩んでいくようお
招きしたいと思います。
神の賜物に感謝しながら歩むこと
互いに心を配り合いながら歩むこと
被造物を尊びながら歩むこと
そして、絶えざる回心に心を開いて歩むこと
神の母マリアをたたえながら、いのちを大切に心に納め、日々の生活の中で、静かに、しかし
誠実に神に「はい」とお応えすることを、マリアから学びたいと思います。この新しい年、希
望をもってともに歩み、互いを大切にし、神から託された被造界を守りながら、すべての人に
とっての「家庭」となる小教区を築いていきましょう。
主が、2026年を歩む皆さまとご家族の上に、平和と健康、そして深い喜びを豊かに注いでくだ
さいますように。
デサンパラド ロエド


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